Q:分娩誘導にはどんな方法がありますか? - レディースクリニック服部
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Q:分娩誘導にはどんな方法がありますか?

注射薬、飲み薬そしていわゆる風船と呼ばれるような道具が使われます。
 
陣痛促進剤のオキシトシンを点滴で注射するのが、もっとも安全だと思います。
ワン・ショットで静脈注射したり、筋肉注射するのは、調節性が無く危険です。
オキシトシン以外の注射薬もありますが、安全性面で劣るようです。
飲み薬では、プロスタグランディンが使われます。
これには注射薬もあり、点滴で使われたこともあります。
エルゴメトリンとかキニーネ薬剤もありますがありますが、
現在では分娩誘導のために使われることはまずないでしょう。
 
道具を使って子宮の頸部を刺激する方法があります。
バルーンと呼ばれる風船のようなものを、子宮へ入れたり、
ブジーという棒状のものをいれます。
バルーンは児頭を押し上げますので、子宮壁との間に隙間が出来、
そこから臍帯が出てきてしまう危険があります。
私も2度ほど経験しましたが、これが一番恐いアクシデントです。
こうなりますと臍帯の血流が止まって、赤ちゃんが死んでしまう危険性があります。

バルーンやブジーを子宮の中に入れる方法はかなり効果的で、
入れたその日のうちに分娩に至ることが多いのですが、
私の印象としては、お産のあとの出血が心配です。

また、分娩に至らず、日数を重ねてしまったようなときは、
子宮の中に細菌感染が起こる可能性があります。
こんな心配がありますので、当院ではバルーンもブジーも使いません。