自己血貯血について - レディースクリニック服部
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自己血貯血について

お産や帝王切開に出血は付き物です。
500mlまでは正常と考えられ、産後の経過にも影響しませんが、
1000も1500も出ると、あとがかなり大変です。
体格にもよりますが、2リットル以上出血すると生命の危険が伴います。

こういった場合、輸血が必要ですが、日赤の保存血ですと、
B型C型肝炎やエイズの心配もしなければなりませんし、
その他の副作用もあります。

そんなわけで、なるべく輸血は避けるようにしており、
当院での輸血頻度は0.1%です。
この0.1%という頻度は、輸血をしたくないために生じたギリギリの数字です。
500ml以上の出血があった時は、血液を補ったほうが
産後の回復には良いと思われます。

このときに、ご自分の血液がクリニックの冷蔵庫に保存されていたら、
すぐに使うことができます。

自己血なら感染の心配はありません。
ABO以外の細かい血液型の不一致で起こる副作用や、
まれに起こる白血球不適合などといったこともありません。
万一、もっと多量の輸血が必要だったとしても、
日赤から保存血が届くまでの時間を稼ぐことができます。

実際の手順といたしましては、予定日の4週間前に350mlの血液を採ります。
帝王切開などで、手術日が決まっている場合はその3~4週間前に採ります。
(その前後には鉄分の錠剤や注射で、身体の血液量を増やすようにします)

採血には1時間前後かかりますが、
胎児心拍をモニターしながらおこない、その後にほぼ等量の輸液をします。

自己血貯血をすることをお勧めするのは、
帝王切開予定のかたや、
特殊な血液型で、万一輸血になったときには詳しい検査が必要なかた、
赤ちゃんが大きくて難産が予想されるかたなどですが、
それ以外でも、希望なさるかたの貯血もお引き受け致します。

採血ができるのは、月曜の午後・水曜午前となります。

 

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